来月27日に行われる自民党の総裁選をめぐり、小泉進次郎元環境大臣が周辺に立候補する意向を伝えたことがわかった。関係者によると、小泉氏はきのうまでに、立候補に向け自らに近い議員らと相次いで会談し、立候補する意向を伝え支援を要請したという。きのう会談した議員の1人は「小泉氏は『出馬を真剣に考えている』と述べた」と話している。菅前総理大臣に近い議員らが小泉氏の支持に回る見通し。こうした中、菅前総理は昨夜、出馬に意欲を示している茂木幹事長と都内の中華料理店でおよそ1時間半、会談した。茂木幹事長は「日本の将来について、とてもいい話ができました」と述べた。会談では、総裁選の情勢について意見交換が行われたとみられる。一方、石破元幹事長は今週土曜日・24日に地元・鳥取で正式に立候補を表明する方向で最終調整に入った。関係者によると、鳥取で立候補を表明した後、来週中に東京都内で改めて政策などを発表する記者会見を開く方向だという。