昭和61年11月21日、伊豆大島の三原山で新たに大噴火が起き全島民に避難命令が出された。噴火は6日前から続いていたが、この日の夕方カルデラの内側で始まった割れ目噴火が外輪山の外側でも発生。溶岩が人家のあるふもとに向かって流れ出した。夜8時半過ぎまでにすべての地区に避難命令が出され、住民や観光客など1万人余りが東海汽船や海上保安庁、海上自衛隊など合わせて38隻の船で島外に避難した。およそ1か月後噴火はようやく収まり東京などで避難生活を送っていた住民たちが次々と島に戻ってきた。
© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.