宅配便などの物流の人手不足は深刻になっている。5億個にも上る再配達の荷物を減らす新たな取り組みが始まっている。大和ハウスグループが始めた実証実験は、マンションの管理員が全住人の宅配荷物を一括で受け取り倉庫に一旦保管。宅配会社に代わり荷物を住人に配達、宅配ボックスに入れる。ネット通販が増え、宅配便は年間50億個以上となっているが、その内約5億個は再配達になっている。この取り組みには宅配大手3社も参加。政府も先月から「置き配」などを利用すれば、1回最大5円のポイントを還元する事業を開始。10%を超えている再配達を今年度中に6%まで減らしたい考え。