きょうだいへの不満1位、きょうだい間の不公平。子育てをする中で、きょうだい間の経済格差について悩むカエデさん。いい企業に入った弟は、中学校から子どもを私立に通わせたり、妹は海外赴任の夫について海外に行ったりという経験がある。そこだけ見ても全然違う状況に、きょうだい間格差って何だろうといまだに涙が出ると話した。
きょうだい間の不公平。カエデさんの感じるきょうだい格差の始まりは、約50年前の幼少期にまでさかのぼるという。記憶の中で自分を姉だと意識したのは3~4歳ごろ、「しっかりしているね」と呪いのように言われてきたと話すカエデさん。3人きょうだいの長女として育ったカエデさんは、物心ついたころから妹弟の世話をしてきた。カエデさんが体調を崩した時には弟の世話で手一杯な母から、ひとりで病院へ行くように言われたこともあったという。長女は親の期待に応えてこそ、しっかりしていることがアイデンティティーで、下の面倒をみてこその存在価値だった。妹が自分と同じ年齢になったときに、それは求められない。
きょうだい間の不公平。カエデさんは親の期待通り、妹や弟のためにと尽くしてきたことが裏目に出始めたのが高校受験の時だった。当時カエデさんには憧れの私立高校があったとのこと、しかし母親からは公立高校へ行くように言われてしまう。カエデさんは、下にきょうだいがいるし、きょうだい達も当然公立高校へ行くのだろうから仕方ないと思ったという。長女として親の希望をかなえる生き方が染みついていたカエデさんは公立高校へ進学、しかしその翌年に妹が進学したのは私立高校だった。希望した進路ではなかったものの、充実した高校生活を送ったというカエデさんだが、大学受験の進路相談できょうだいへのモヤモヤがさらに深まる出来事が起こる。
きょうだい間の不公平。三者面談で大学について親に相談したというカエデさん、その際「あなたは大学にはいかせられないわよ」と軽く言われてしまったという。カエデさんは、また貧乏くじは私かと感じたと話す。自分が4年制の大学に行くことで下が行けなくなるという遠慮や、行きたいと言うことで親に負担をかけるという遠慮など、わがままを言えなかったという。その後カエデさんは資格を取って就職し、50代になる今までやりがいを持って仕事に取り組んできたとのこと、しかし4年制大学を卒業した妹や弟の暮らしぶりを目にするたびにやりきれない思いが募るという。親となった今では、経済的な理由などあるのはわかるので全部を恨んではいないが、きょうだい順とは、自分が下だったら、と考えたこともあるという。
きょうだい間の不公平。カエデさんの感じるきょうだい格差の始まりは、約50年前の幼少期にまでさかのぼるという。記憶の中で自分を姉だと意識したのは3~4歳ごろ、「しっかりしているね」と呪いのように言われてきたと話すカエデさん。3人きょうだいの長女として育ったカエデさんは、物心ついたころから妹弟の世話をしてきた。カエデさんが体調を崩した時には弟の世話で手一杯な母から、ひとりで病院へ行くように言われたこともあったという。長女は親の期待に応えてこそ、しっかりしていることがアイデンティティーで、下の面倒をみてこその存在価値だった。妹が自分と同じ年齢になったときに、それは求められない。
きょうだい間の不公平。カエデさんは親の期待通り、妹や弟のためにと尽くしてきたことが裏目に出始めたのが高校受験の時だった。当時カエデさんには憧れの私立高校があったとのこと、しかし母親からは公立高校へ行くように言われてしまう。カエデさんは、下にきょうだいがいるし、きょうだい達も当然公立高校へ行くのだろうから仕方ないと思ったという。長女として親の希望をかなえる生き方が染みついていたカエデさんは公立高校へ進学、しかしその翌年に妹が進学したのは私立高校だった。希望した進路ではなかったものの、充実した高校生活を送ったというカエデさんだが、大学受験の進路相談できょうだいへのモヤモヤがさらに深まる出来事が起こる。
きょうだい間の不公平。三者面談で大学について親に相談したというカエデさん、その際「あなたは大学にはいかせられないわよ」と軽く言われてしまったという。カエデさんは、また貧乏くじは私かと感じたと話す。自分が4年制の大学に行くことで下が行けなくなるという遠慮や、行きたいと言うことで親に負担をかけるという遠慮など、わがままを言えなかったという。その後カエデさんは資格を取って就職し、50代になる今までやりがいを持って仕事に取り組んできたとのこと、しかし4年制大学を卒業した妹や弟の暮らしぶりを目にするたびにやりきれない思いが募るという。親となった今では、経済的な理由などあるのはわかるので全部を恨んではいないが、きょうだい順とは、自分が下だったら、と考えたこともあるという。