伊豆諸島があることから水産物も豊富にとれる東京だが、すし店の山口将司さんは伊豆諸島のマグロは赤みの鉄分らしい酸味も味を引き出してくれる、東京のマグロの味に驚いてくれると話していた。東京ではクロマグロの漁獲量が10年ほど前までは数t程度だったが、昨年は40tを超えるまでとなるなど産地となることも期待されている。その日のうちに市場に入庫できるので鮮度はピカイチではないかと事業者も話している。黒潮が伊豆諸島に沿うように蛇行するようになったことも大きいと見られる。反面、伊豆大島ではサザエやアワビが昔ほど取れなくなってしまったとの話も聞かれた。大島付近ではサザエなどのエサとなるテングサが減少していて、背景には水温が高く栄養の少ない黒潮が流れたことで磯焼けが起きて貝が減ったことがあると見られる。伊豆大島での苦境を巡り、東京都はアワビなどの陸上養殖を秋にも始める方針という。