加谷珪一は「当初から備蓄米を放出しても値段はそんなに下がらないと言っている。高く仕入れてしまった人が安く売るわけがない。ものすごい量の備蓄米を今大量に放出すればパニック売になって下がるかもしれないが、それではビジネスの世界を崩してしまう」などと話した。当初は生産者からJA農協などに対しての集荷数がおよそ21万トンで前の年と比べて減っていた。一部の生産者や業者による売り絞りがコメが消えた原因とのこと。先月の31日に公表されたコメの在庫を前の年と比べると、生産者は9万トン増えていて、卸売業者は3万トン増えていて、小売・外食業者などが7万トン増えているという。流通ルートに変化があったという。まず生産者からJAなどの集荷業者に対しての出荷量は前の年と比べて31万トン減っているが、生産者から新たな業者や消費者などへの取引が44万トン増えているという。生産量について、2008年には865万トンほどだったものが、2024年には679万トンほどとなっている。1人あたりの1年間のコメの消費量は、1962年度は118.3キロだったが、2023年は51.1キロとなっている。農業従事者の平均年齢は69.2歳となっている。