福島第一原発で昨日、今年度初めてのALPS処理水の放出が完了。通算では5回目。東京電力が原発周辺で採取した海水に含まれるトリチウムの濃度を検査した結果、基準を超える値は確認されていないという。こうした中、処理水の放出を巡り、SNSの投稿が話題。商品棚に並べられたドリンク、ラベルには日本語と中国語で「日本の政治家に原発の汚水を飲ませろ」と書かれている。処理水の放出を批判する文字が書かれた筒状の帯がパッケージの外側からつけられている。中国メディアによると商品が撮影されたのは都内の中国系食料品店だと伝えている。このドリンクを製造する香飄飄は2005年創業でミルクティーに特化した飲料メーカー。この話題が中国国内で広まると香飄飄の生放送ショッピングの販売額が日本円にして当初5万数千円が2100万円へ約400倍に急増したという。香飄飄の株価も一昨日、ストップ高。会長自ら「香飄飄戦士の帰還を歓迎する」というプラカードを持つ姿がSNSに投稿されている。これについて炎上商法だとの指摘もある。