東京電力は福島第一原発にある、いわゆる燃料デブリを試験的に取り出すための装置を公開した。福島第一原発では原子炉の中に溶け落ちた「燃料デブリ」の総量は1号機から3号機までで880トンもある。国と東電は当初、2号機の格納容器に元々あった貫通孔にロボットアームを通し、1グラムのデブリを試験的に取り出す目標だったが、ロボットアームの不具合などで3年連続で延期となっている。東電は10月開始を目指したデブリ取り出しに使う装置を公開した。貫通孔から筒を伸ばして釣り竿のようにケーブルを下ろす。その先についた装置でデブリをつかむなどして回収する予定。取り出した「燃料デブリ」は、茨城県内の研究施設に運ばれ、国が分析を行う。