山羊毛ブラシをワックスをならしていき、靴の状態を把握しながら磨き方を変えている。今回は作業開始40分でくたびれた靴がピカピカになった。長谷川さんは高校卒業後に英語教材のセールスの仕事をしていたが体調を崩して退職し、日雇いのアルバイトで食いつないで生活する日々が続いた。その時少ない持ち金で始められると考え路上で靴磨きをスタートし、100円ショップで500円を使って道具一式をそろえた。その後は日本中の靴磨き職人を見て回ったり皮革技術センターで素材を学ぶなどし、靴磨きをスタートさせてから2年後には行列の出来る靴磨き職人に成り上がった。ただ日々靴磨き職人という仕事が社会的に低い仕事と思われている事を常に感じ、24歳の時にかっこいい靴磨き屋をコンセプトに現在の店をオープンさせた。するとTOD’Sなど超一流ブランドから靴磨きの仕事を依頼されるようになり、2017
年にロンドンで開催された靴磨き世界大会で優勝を果たした。現在はJALで靴磨きの講師をし、ファーストクラスラウンジのスタッフの育成などに力を入れている。
年にロンドンで開催された靴磨き世界大会で優勝を果たした。現在はJALで靴磨きの講師をし、ファーストクラスラウンジのスタッフの育成などに力を入れている。