今月開催されていた東京2025デフリンピックが、水曜日に閉幕した。陸上女子ハンマー投、ウクライナ代表のリマ・フィリモシキナ選手。過去4大会連続で表彰台に上り、前回大会では金メダルを獲得しているレジェンド選手。生まれつき耳が不自由なため、コーチと手話でコミュニケーションを取る。出場選手の中で唯一の60m超えを記録し、連覇を達成した。フィリモシキナ選手にとって、デフリンピックの連覇には大きな意味があった。ロシアによる軍事侵攻を受けたウクライナ、当時フィリモシキナ選手は南東部の都市・マリウポリに住んでいた。侵攻後、すぐに避難を始めたが死と隣りあわせの日々。家族と離れて生活することもあったという。それでも国を守ってくれる人がいるから競技に集中できる、その感謝を結果で示し続けてきたフィリモシキナ選手。世界にウクライナ人の強さと折れない心を証明したい、多くの困難を乗り越え再び表彰台の真ん中に立った。
