京都・東山区にある老舗工房の店舗では茶碗や食器などが売られていた。一番の人気は釉薬を用い花のような結晶を浮かび上がらせた優美な器。海外にも輸出され高い評価を得ている。工房では20人を超える職人が様々な陶器をて手掛けている。4代目の土渕善亜貴さんは29歳で当主になった。3代目・善英さんの時代から釉薬の研究を重ね、そのノウハウをノートに書き留めてきた。善亜貴さんはデータをもとに亜鉛を釉薬に用いた新たな陶器作りに挑んだ。こうしてうまれたのが花のような結晶のある陶器だった。左京区にある懐石料理店では善亜貴さんが出掛けた結晶のある器を使用している。