兵庫県のある病院では1人の医師が8件の医療事故に関わり、去年12月業務上過失傷害の罪で在宅起訴された。この医師の問題が広く知られたキッカケはウェブ上に公開された漫画。描いたのは親族が被害にあった男性。親族は脊髄の神経を切られるが死亡事例ではないため調査制度の対象外となっていた。他にも同じ苦しみを持つ人がいると知り、フィクションという形で公開した。医師の通報で行政指導を受けた「京都第一赤十字病院」では制度対象外となった例で手術ミスの映像が残されていた。その一部では腫瘍だと思って摘出したのが正常な組織で開頭場所自体に誤りがあったことが原因だった。手術を受けた女性は右半身にしびれが残り杖なしでは歩けない状態となるが病院側からは手術ミスについて伝えられなかったという。ミスがあったことを知ったのは1年後雑誌の取材で知ったという。病院側はミスを謝罪するがしびれとの因果間家はないとしている。女性は去年別のがんで亡くなり、息子の信幸さんは裏切られたことを悔しいと亡くなる直前まで話していたという。