東日本大震災により大規模な液状化が起きた千葉県浦安市で、被害をまぬがれた団地がある。約50年前に当時の日本住宅公団が建設した団地だ。敷地内に被害は殆どなかったという。この地域では公団が事前に地盤調査をした団地が点在していて、専門業者に対策を依頼していた。その1つが地盤を改良する「サンドコンパクションパイル工法」。砂が詰められたパイプを地中に刺し、引き上げながら砂を排出して締め固め、硬い砂の支柱を地中に作るというもの。これにより地下からの水が上がりにくくなり液状化を防ぐという。個人でもできる液状化対策が広がりつつある。その1つが地中に穴を開けてそこに砕いた石を入れるというもの。こうすることで水と砂が混ざらず液状化が起きにくくなるという。費用は30~100万円ほど。