現在、南海トラフ地震を一秒でも早く検知するため海底に観測装置を敷き詰める計画を進めている。防災科学技術研究所が運用する「N-net」と呼ばれるシステム。去年までに長さ約1640kmのケーブル網を張り巡らせた。すでにデータは防災科学技術研究所に集められ気象庁が出す津波情報に役立てられている。南海トラフ地震を最大20秒、津波を最大20分早く検知することができると期待されている。さらにJAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」を使って南海トラフの地中深くにセンサーを設置し巨大地震の予兆を解き明かす調査が進んでいる。