東京・奥多摩町の空き家や無人駅を活用して沿線を丸ごとホテル化するプロジェクト。ホテルの開業を前にきょうレストランとサウナがオープンした。ハンバーガーに使われているのは地元のヤマメ。産卵後は捨てられていた食材。前菜も市場で売れ残ってしまうシカのハツが使われている。レストランを予約した人が参加できるのが周辺を散策するフィールド散歩。今年、奥多摩町に移住してきたというスタッフが案内してくれる。もともと養魚場だった土地を生かしレストランで使う食材を育てる畑やワサビ田も。更に奥に進むと見えてきたのがサウナ。もともとは倉庫として使われていた。水風呂も近くの川から引いた天然水が使われている。このプロジェクトは地域の沿線をまるごとホテル化するというものでJR東日本とベンチャー企業がタッグを組んで無人駅をフロントに空き家を客室として再利用。地域住民がキャストとなって客を迎える。客室になる予定の空き家は築100年以上。歴史が感じられる特徴を生かしつつ再生する予定。空き家率が年々増加している奥多摩町。今後、2040年までに過疎化が進む30地域以上の沿線で地域活性化に向けたプロジェクトを行うことを目指している。