またカスハラ被害を受けた人の多くが客とのやりとりに悩んでいた。富士通と東洋大学桐生正幸教授がAIを活用して“カスハラ”を疑似体験できるツールを共同開発した。人工知能AIに“カスハラ”を学習させた体験AIで、設定されたのはドラッグストアの店員と客だという。事前に“カスハラ”を体験することで適切な対応方法を学べてメンタルを守ることが狙い。今年度中に実証実験を進め来年度の製品化を目指すとしている。一方、接客の機会が多い航空業界ではANAグループの会社がカスハラ対策を学ぶ研修プログラムの販売を来月からスタートする。主に組織の体制づくりについて研修していくということ。対策していくことで自覚なくカスハラをしている人が気づくきっかけにもなるかもしれない。