- 出演者
- 有働由美子 片岡信和 千々岩森生 紀真耶 浅尾美和 草薙知輝 武隈光希
日本武道館では東洋大学の入学式が行われ、北の丸公園ではソメイヨシノが新入生を迎えた。東京都内の最高気温は20.1℃となり、墨田区の公園では多くの人たちが花見を楽しんでいた。一方、栃木県・真岡市では週末を中心にSLが走り、沿線に続く約800mの桜並木と菜の花の絨毯との圧巻のコントラストを見せてくれそう。いま市内にある1万本の桜が見頃をむかえている。真岡の桜は歴史上の偉人・二宮尊徳と深い関わりがあり、桜は町おこしの重要な役割を果たした。
トランプ大統領が築いた関税の壁。この影響で世界各地の株価が暴落する中、トランプ政権に抗議するデモが全米50州に加え、イギリスやフランスなど世界1300か所以上に広がった。トランプ関税の影響はアメリカ人の魂だというバーボンウイスキーにも及んでいる。トランプ関税への対抗措置として、EUはバーボンなどに50%の報復課税を課すとしていて、ケンタッキー州のバーボン産業を直撃し、ビクター・ヤーブローさんは新たな輸出先を探さないといけないと話している。トランプ大統領の相互関税により世界的貿易戦争への懸念が高まっている。すでに課されている20%にさらに34%の相互関税が上乗せされた中国。中国は米国からのすべての商品に34%の報復関税を課すと発表。20%の相互関税を課されたEU。マクロン大統領はアメリカへの投資を停止するよう呼び掛けた。一方、トランプ大統領は今回の関税措置でアメリカは再び豊かになると強調している。貿易戦争への懸念などからNY株式市場のダウ平均株価は下げが止まらず、2200ドル以上急落。この影響で世界各地の株価が暴落しているが、トランプ大統領派国民に忍耐を求めている。
ワシントンから中継。アメリカではトランプ大統領は株価急落を受けてもフロリダで連日のゴルフ三昧でいかがなものかという批判もある。アメリカでは老後の資金を株式で運用するケースが多く、株安は国民の将来の不安。関税により物価が上がるのはもう少しあとと見られるが家電や車など高額な商品は高くなる前に買おうという動きも出ている。関税で苦しむのはアメリカ人だという声も出ている。一次政権ではトランプ氏がおかしなことをしようとすると経験豊かな閣僚が止めに入って摩擦を起こして更迭されるという事態もあったが二次政権ではなんでも言うことを聞く忠誠心の高い人が選ばれているため、ストッパー役が不在。中間選挙も控え、共和党内からも懸念の声が出ている。報復を恐れてか公然と関税の見直しを訴える動きはない。
経済評論家の加谷珪一は今回の相互関税策について「イデオロギー色の強い話なのでそう簡単には方向性は変わらない。一見むちゃくちゃではあるだが、一律に10%かけたうえでプラスアルファは非関税障壁に応じてこれも根拠が怪しいが、非関税障壁に応じて追加関税をかけると2段構えになっている」とコメント。さらに「短期的には関税の収入が増えるからアメリカの税収は大きくなるのでこれは景気対策に恐らくトランプさんは充てる。それとFRB、アメリカの中央銀行はすでに量的緩和策から脱却していて金利が上がっているのでまだ金利を下げる余地がある。当然、中央銀行は抵抗しているが、トランプさんは下げろと言っている。つまり、金利と財源というまだガソリンが2つ残っているのでそこまで、少なくとも中間選挙まではこれで持たせようと思っているのかもしれない」とコメントした。今回の関税策が「近隣窮乏策」であるということについて「トランプさんと支持者の人たちはアメリカに輸出をしてくる人たちはアメリカの富を奪っていると考えている。なので、関税をかけてそれを守るんだ。自分たちも損をするが周りがもっとそれ以上に損をするのであればこのゲームは勝ちだと思っている」と指摘。
過去、1929年にはアメリカの株価暴落から世界恐慌が始まった時、自国の産業を守るために関税を引き上げたアメリカに対して各国は報復関税で対抗した。この保護主義がエスカレートして各国で排他的なブロック経済が進行。日本などの資源の乏しい国々は経済的自立を図るために領土の拡張を目指し、それによって第2次世界大戦に突入した。第2次世界大戦後は、保護主義が紛争の温床になるという教訓からアメリカが主導して自由貿易体制を構築。すると世界経済が前例のない発展を遂げて多くの国が自由貿易の恩恵を受けた。しかし、近年、アメリカを中心に自由貿易の恩恵から取り残された人々の不満が噴出して自国を守る保護主義的な風潮が再び拡大している。そして、今回の相互関税発動によって戦後の自由貿易体制は、転換点を迎えている。加谷珪一は「アメリカの南北戦争は実は関税のあり方を巡って戦争をした。トランプさんからすると保護主義、高関税のアメリカこそが本来のアメリカの姿だと思っている。これを説得するのはそう簡単ではないからちょっと時間がかかるのではないか」と指摘した。
今後の日本の対応について千々石森生は「早ければもう明日、月曜かあさって、火曜くらいにはトランプ大統領と電話する可能性はある。要は今のアメリカのトランプ政権を見ているともうトップのトランプさんと電話しないと話にならない状況。トランプさんが本当に何を求めているのか今も話があったがそもそもディールが可能なのか。貿易赤字とか米とか色んなヒントは出ているがどれが本当に効くのかそれをまず見極める必要がある。さらに訪米の時期は4月の後半東南アジア、フィリピン、ベトナムは中国をにらんで2か国を訪問するが、後半、5月3日からの4日間連休があって、あえて空けているという」」コメントした。さらに千々石は「同時にある種、アメリカ抜きでも日本がやっていけるようなそして、TPPもアメリカが抜けたあと逆にイギリスが入ったりとかまた新たに拡大の方向も見えているのでそっちの旗振りというのはぜひやってほしいしそれは世界のためにも日本のためにもなる」とコメントした。
イーロン・マスク氏は5日、イタリアの右派政党の集会で一律10%の相互関税を発動したトランプ氏に対して「最終体にヨーロッパとアメリカが関税ゼロの状況に移行し自由貿易圏を作ることで合意することを臨む」とアドバイスになるとしている。マスク氏の発言の真意は明らかにされていない。トランプ氏は、マスク氏が数か月ほどで政権の要職から退くとの見通しを示している。
ソフトバンク・上沢投手が、西武戦に先発登板。ソフトバンクが11−1で西武に勝利し、上沢投手は移籍後初勝利となった。
日本ハムvsオリックス戦は、中川選手の今季1号ホームランでオリックスが勝利した。
楽天・古謝投手が、ロッテ戦に先発登板し、プロ初の完封勝利となった。楽天5−0ロッテ。
広島vsDeNA(MAZDA ZOOM ZOOMスタジアム広島)は広島が勝利し、今季初の3連勝。
中日は12球団で唯一、ホームランがでていない。ヤクルト戦で細川選手がチーム初ホームランを打ち、ブライト選手もホームランを打った。試合は、6-5で中日が勝利。
大谷選手が、試合前に投球練習を行った。フィリーズ戦で、ドジャース・佐々木朗希投手が先発登板。試合は、ドジャースが勝利した。
オリオールズ・菅野智之投手が、ロイヤルズ戦に先発登板。オリオールズが勝利し、菅野投手はメジャー初勝利となった。
メジャーでトレンドになっている「魚雷バット」は、一般的なバットと比べ芯の部分だけ太くなり、先端に向かって細くなっているのが特徴。マサチューセッツ工科大出身の物理学者が発明したもので、メジャー新記録の開幕6試合で22ホームランを放ったヤンキースは、そのうち12ホームランが魚雷バットを使ったものだったという。元メジャーリーガーの田口壮さんは「パワーが劣るような選手で打率が低いような選手は魚雷バットを使う価値があると思います」などと話している。番組は、富山・南砺市のエスオースポーツ工業に依頼して魚雷バットを作った。
スタジオで武隈さんは「普通の芯の位置が違うので、根本で打つ選手には良いと思う」、浅尾さんは「これからプロ野球選手でも使う人が増えそうですね」などと話した。
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石破政権とトランプ政権との交渉を巡って、野党立憲民主党の野田代表が「タフネゴシエーター」と言われた茂木前自民党幹事長の名前を挙げ「挙党態勢で交渉に臨むべき」と主張した。千々岩官邸キャップは「茂木さんと石破さんの関係ってあまりよくないんですよ。石破さん、この前2月のトランプさんとの初会談で比較的うまくいったんです。あの時、周りから『君子豹変した』と言われていました。安倍さんとの関係も石破さんは悪かったけどそれをこらえて、ぐっと乗り越えて安倍さんをいい意味でうまく利用していきました。今回も本当に国難なのでうまく使ってほしいなと思います。茂木さんにとっても、お互いメリットはあると思う」とコメントした。
奈良にある総本山 長谷寺のしだれ桜とソメイヨシノが見頃を迎えている。今年、寒い日が多かったので開花が遅れたが、今月の半ばまで様々な桜が楽しめるという。