私人逮捕について東海大学樋口教授に話を聞く。樋口教授は、今回の逮捕者は「世直し系」と言われるユーチューバー。表向きは社会正義を実現する活動だが、実態はユーチューブの仕組みに乗った経済活動で「アテンションエコノミー」という人々に注目されることが収益を産む仕組み。その視点で捉えると、いかに刺激を強くするかが目的となりかねず、彼らのいう正義は手段に過ぎなくなる。今はスマホの中でいつでも見れてしまうため、日々の鬱憤ばらし程度に楽しんでしまう。ひいては誰かの人権や幸福を侵害することに加担してしまっている可能性があるなどと述べた。Googleはガイドラインや収益化ポリシーに違反でチャンネル停止・動画削除・広告収益停止など厳しい措置をとることもある。その上で樋口教授は、プラットフォーム事業者は規制ルールを定めて公開するなど配信者に対するマネジメントをできる仕組みをつくる必要があるなどと述べた。