きょうの株価の見通しについて東海東京インテリジェンス・ラボの池本卓麻が解説。日経平均予想レンジは61500円から62500円。米国のハイテク株下落の流れを引き継ぐとみている。昨日の日経平均は3000円を超す歴史的な上昇幅となったほか、週末ということもあり利益確定売りも出やすい。注目ポイントは日経平均とTOPIXのパフォーマンス格差。TOPIXは2月末につけた史上最高値を未だ更新できていない。TOPIXに対する日経平均のベータ値は直近1.12で、上昇基調。日本株全体の値動きを示すTOPIXと比べて値動きが大きい傾向。日経平均採用銘柄のベータ値分布図を見ると、1.12を上回る銘柄は全体225銘柄のうち76銘柄にすぎない。一部の高ベータ銘柄が日経平均を押し上げている。直近では年初来高値銘柄数から年初来安値銘柄数を差し引いた数値がマイナス圏に沈んでおり、日本株全体では下向きの圧力が強まっていることがわかる。日本株の本格的な株価上昇と持続性の観点では、TOPIXの上昇がポイント。5月1日に年初来安値を更新した主な銘柄には、トヨタ自動車のほかソニーグループといった高時価総額銘柄が確認される。時価総額が大きい銘柄ほどTOPIXに与える影響が大きいので、今週から来週にかけてヤマ場を迎える3月期本決算発表で大型企業の決算発表と今期ガイダンスの内容が重要になる。
