東京から最も近い原発の再稼働が争点となった茨城県東海村の村長選で、初めて「再稼働は必要」と明言した現職が当選した。東京から100キロの場所。原子力の村は恩恵を受ける一方、危険とも隣り合わせ。1999年には、核燃料加工施設JCOの事故があった。作業員2人が死亡し、住民ら660人以上が被爆した。事故当時の尊重は、推進派候補を抑えて当選を続けた。引退する際に指名したのが山田氏。当時の村長の村上さんは、山田氏には裏切られたと思っているという。山田氏は、原発中立の立場で3期つとめ、今回は再稼働は必要だと訴え、当選した。投票率は46.94パーセントと、前回を3.02ポイント下回った。福島の事故から14年半。再稼働の是非への関心の薄れがあらわれている。
住所: 茨城県那珂郡東海村白方1-1
URL: http://www.japc.co.jp/hatsuden/
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