きのうの日経平均株価は一時500円以上値下がりした。しかし、その後買い戻す動きが出て前の日と比べて22円安い3万8797円で取引を終えた。今年最大の下げ幅となったおとといに続く不安定な動きとなった。原因とみられるのが日銀のはしご外しだという。日銀はこれまで東証株価指数が2%以上下落すると上場投資信託を買い入れ株価を下支えしてきた。しかし、おとといは株価が一時1200円近く下落したにも関わらず日銀はETF買いに動かなかった。専門家ははしご外しについて今後ETFの買い入れを撤廃したいという日銀のメッセージだと推測する。来週開かれる日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利政策解除に踏み切るとの観測も強まっている。