熱戦が続くパリオリンピックで、フェンシングがメダルラッシュ。男子フルーレ団体が、この種目初の金メダル。日本は出場した団体種目全てでメダルを獲得。日本フェンシング界の躍進の原動力を取材した。けさ、東京駅前では、快挙を伝える号外が配られた。男子フルーレ団体の決勝で、世界ランキング1位の日本と2位のイタリアが対戦。フルーレ団体は相手の胴体を突くとポイントとなり、9回の対戦で合計ポイントの多かったチームか、先に45ポイントを取ったチームが勝ちとなる。第7試合、キャプテンの松山恭輔選手がわずか1ポイント差でリード。金メダルを手繰り寄せたのはリザーブの永野雄大選手。今大会初出場ながら、5連続ポイントを獲得してイタリアを突き放した。永野選手は小学生の頃からフェンシングを始め、オリンピック代表選手だった父・義秀さんの背中を追いかけてきた。最終の第9試合にはチーム最年少の飯村一輝選手が登場。見事ポイントを獲得し、45−36で日本が勝利した。金メダルに輝き、飯村選手は「チーム一丸となって、世界一を達成できて本当によかった」と、永野選手は「正直、夢みたいで全然信じられないが、今までコツコツやってきた甲斐があった」とコメント。