2023年秋に公開された『ゴジラ-1.0』は世界で大ヒットし第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した。山崎貴は「いかにあの中学生の頃の気持ちをずっと忘れずに、あの時作りたかったようなものにどれだけ近づくかということを続けてきた。中学生の自分にはものすごく感謝している」と話した。専門学校のとき、父は仕事のあとにパン工場でアルバイトをして授業料を工面し夢の後押しをしてくれていた。山崎貴は「親の育て方は自由に僕の好きなものをやらせてくれるというやり方。今の自分の大きな部分を形作っていると思う」と話した。2024年4月、表彰を受けるため山崎は故郷に帰ってきた。帰ったときはいつも家族そろってトランプや花札、夕方は母の料理を囲んでおしゃべりをするという。