偽造紙幣から日本を守るのが国立印刷局で、今年7月から新紙幣が発行されるがその最大の目的がニセ札の防止だそう。そこで今回は全国に6工場を持つ国立印刷局の中で中枢を担う東京工場で裏側を調査した。現在印刷局では全ての紙幣製造が新紙幣に切り替わっていて、新紙幣は年間で約30億枚が印刷される予定となっているそう。そもそもお札を造る工程はまず原図作りからスタートし、工芸官と呼ばれる国家公務員が全体のデザインを筆と絵の具を使って描くそう。さらに原図を元にコンピュータで緻密な模様がつくられ、続けてお札を印刷するための原版作りが行われるが、これも工芸官が特殊な彫刻刀で手彫りで行うそう。原版ができたら次はお札に使う紙作りを行う。原料となるのは和紙と同じミツマタやアバカといった植物で、これらを調合して薬品などと混ぜ合わせることで丈夫かつ他では真似できないお札独特の風合いを作り出しているそう。続いてがすかしと呼ばれる部分だが、これに関してはトップシークレットのため撮影NGとのことだった。
続いてがインキをつける工程で、1万円札の表面の場合では独自配合した12色を使用しているそう。印刷機から続々と表面の図柄が印刷されると、1万円札と5000円札の場合にはホログラムの貼り付けが行われる。次は記番号の印刷だが、アルファベットと数字の組み合わせで今のお札の場合は129億6000万通りにも上るそう。そしてお金の形に断裁されて完成となる。新紙幣発行の最大の目的はニセ札防止のためで、ニセ札自体は2004年をピークに減少してはいるものの近年でも年に数千枚の偽札が発見されている。1961年のニセ札事件では銀行職員の目を欺くほど精巧に作られてニセ札が出回ったが事件は迷宮入りし、このままでは日本経済が大打撃を受けるとお札の色を鮮やかにしたりブラックライトで発光するなどの対策を行いニセ札を防止してきた。
続いてがインキをつける工程で、1万円札の表面の場合では独自配合した12色を使用しているそう。印刷機から続々と表面の図柄が印刷されると、1万円札と5000円札の場合にはホログラムの貼り付けが行われる。次は記番号の印刷だが、アルファベットと数字の組み合わせで今のお札の場合は129億6000万通りにも上るそう。そしてお金の形に断裁されて完成となる。新紙幣発行の最大の目的はニセ札防止のためで、ニセ札自体は2004年をピークに減少してはいるものの近年でも年に数千枚の偽札が発見されている。1961年のニセ札事件では銀行職員の目を欺くほど精巧に作られてニセ札が出回ったが事件は迷宮入りし、このままでは日本経済が大打撃を受けるとお札の色を鮮やかにしたりブラックライトで発光するなどの対策を行いニセ札を防止してきた。