介護とマッチングについて氏家記者が解説。林田さん親子はこうした介護保険外のサービスと保険内のサービスを組み合わせていて、自分に合った介護を実現できていると話していた。取材した介護士たちからは副業として隙間時間を活用しているやスキルアップのために利用しているなどの声が聞かれた。労働環境や処遇の問題などによる介護士の離職は深刻。専門家は「多様な働き方があることで離職した介護士が現場に戻りやすくなり、こうした働き方がさらに広がるのでは」と話している。ただ、専門家は「介護保険外のサービスは補完的な位置づけであるため介護保険の現場で働く介護士の処遇改善など抜本的な取り組みが欠かせない」と話している。現状の保険制度では、介護士の給与を引き上げて離職を減らそうとするならば、私たちが支払っている保険料の引き上げなどの議論をする必要がある。介護をする側も受ける側も満足できる仕組みをどう社会で作っていくのか。制度の在り方について考えていく必要があると感じた。