昨日午後行われた「安定的な皇位継承の在り方を巡る会議」には、衆参両院の正副議長や林官房長官のほか、与野党10党3会派の代表者が参加した。安定的な皇位継承を巡っては一昨年1月、皇族の数を確保するため女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、皇族が旧宮家の男系男子を養子に迎える案の2つの案などを盛り込んだ政府の有識者会議の報告書が、国会に提出されている。昨日は各党、各会派が安定的な皇位継承の在り方について、それぞれの考え方を説明したという。衆議院・額賀議長は、会議の後「今日から立法府の総意としての意見集約に向けスタート台に立った」としたうえで、「可能なかぎり、今国会中の意見の取りまとめを目標に力を尽くしていきたい」と考えを示した。会議は今後、毎週木曜日に行う予定で、次回は「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」などを中心に議論するという。