マイナ保険証への本格的な移行に伴い今の健康保険証はきょうから新規発行停止となる。厚労省はマイナ保険証を利用するメリットについて過去の薬の情報を医療機関と共有できることや高額療養費の限度額を超える支払いが手続きなしに免除されることなどをあげている。来年度からは電子カルテの情報を医療機関同士で共有する仕組みを始める方針。きょう以降も有効期限が残っている保険証であれば最長で1年間使用可能。マイナンバーカードを持たない人には資格確認書を配布し医療機関で使用可能に。マイナ保険証の利用率は今年10月時点で15.67%。林芳正官房長官は、マイナ保険証はより良い医療を受けることができるなど国民にメリットがあると強調し、丁寧に周知することなどで、国民の不安の解消を図り、利用促進を図るとしている。