政府はきょう、農林水産物や食品の輸出拡大に向けた閣僚会議を総理大臣官邸で開き林官房長官や江藤農林水産大臣などが出席した。この中で農林水産物などの輸出だけでなく海外に日本食を普及させ日本産の農産物や食品などの消費を促すことで海外から稼ぐ力を強化することが重要だとして新たな目標を設けることになった。具体的には日本を訪れる外国人の飲食関連の消費額のほか、日本の食品メーカーの海外事業の収益などについて新たな目標を設けることで検討を進めることにしている。政府はすでに農林水産物や食品の輸出額を2030年までに5兆円に増やす目標を掲げているが日本食の普及に向けた取り組みを強化することでさらなる輸出拡大につなげたい考え。