大事なのは選択肢があることだ。在宅医療と病院、施設とあることが大切だと吉川さんがいう。介護がうまくいっていない地域もある。高齢者が退院するときに在宅医療や介護にスムーズにつながらないケースがあるという。また再入院しなければならないケースもある。なぜ柏市はそこまでできるのか。2025年問題を見据えて、15年前から対策を講じてきた。柏モデルと呼ばれる。理想のかたちだ。多くは小さな診療所の医師が行っていることが多い。診療所の倒産・廃業は去年618件。都市部と地方の格差をどうするかが課題。本当の聞きは、このあと。これからが危機の本番だ。社会保障の給付費は2024年には137兆円に達しているが、このまま少子高齢化進んでいくと国の試算では2040年にこれが大体190兆円程度に増加する。国の予算のうち3分の1ぐらいが大体社会保障費に使っている。2025年問題。ここからはどう年を重ね人生の最後を迎えるかを考える。応能負担という考え方がある。経済全体を大きくしていかなければならない。