日本時間正午過ぎ、第三勢力・民衆党の柯文哲氏が単独で立候補を届け出た。この瞬間野党統一候補は幻となった。統一候補の擁立に向け、最後の協議を行った最大野党の国民党と民衆党。中国に厳しい姿勢の野党・民進党に対応するため今月15日、候補者を一本化することで合意。侯友宜氏と柯文哲氏、世論調査の支持率を分析して決めるとしていたが、データの解釈を巡り激しく対立。きのうは無所属で出馬する資格のある実業家・郭台銘氏の仲介でようやく協議が再開。届け出の残り時間が表示される中、公開協議が行われたが結局物別れ。国民党の侯友宜氏は柯文哲氏が単独で立候補した直後、立候補を届け出た。この野党統一候補、構想の裏にいたのは馬英九前総統だった。実業家の郭台銘氏は出馬を辞退する意向を示していたが、結局与党候補が優位な選挙戦となる可能性。