昨日の記者会見で、民衆党の柯文哲氏は、いちばん大事なのは民意に応えて政権交代することだ、と述べた。国民党の侯友宜氏は、自らが合意した内容の責任を負うべきだと述べるなど、生中継された会見は泥仕合の様相に。一本化に向けて共に譲ることはなかった。台北市局長の逵健雄が台北から中継し、野党の一本化の障壁について、国民党は自分たちのほうが大きい、民衆党は柯文哲氏のほうが人気があるという意地の張り合いだったという。さらに、与党の頼清徳氏の支持率はトップとは言え、伸び悩んでいるといい、今の与党の政権は8年目に入ったが、総統の直接選挙が始まってから、どの党も8年を超えて政権を維持したことはないという。また、過去の総統選挙では投票日の前日に候補者が銃撃されたことがあったといい、野党が一本化で合意したこととそれが破断になったことも大方の予想と違った動きだったとし、開票が終わるまで目が離せないとした。台湾総統選 テレビ討論は来月20日に第1回 計3回の予定。