北海道の「星野リゾートトマム」を所有する中国の企業が、施設を日本の企業に売却。商業施設運営会社「上海豫園旅游商城」(中国・上海)が2015年に183億円で買収した「星野リゾートトマム」を不動産投資会社「YCH16」(東京・港区)に約408億円で売却した。「上海豫園旅游商城」は中国の巨大投資会社「復星国際」の傘下、2023年のグループ総売上は約4.4兆円。財務状況の悪化を緩和するため2022年から資産1.3兆円超を売却している(南方日報より)。東京財団政策研究所・柯隆主席研究員は「中国国内の不動産不況は相当深刻化している。北海道は利益が出る物件なので本来なら売りたくないはずだが債務返済のため売らざるを得ない。この流れは今後も連鎖すると思う」と指摘。