やってきたのは東京葛飾区柴又帝釈天。参道の先の商店街の中にあった、創業して39年になるおでん種大国屋。鰹節と生の鰹でとった出汁で作るおでんは33種類、自慢は自家製の練りもの毎日18種類を店で手作り。営むのは萩谷繁雄さんと妻の雅己さん。一番人気はすり身にもやしを混ぜて一味を効かせたピリカラもやし揚。2人の出会いは47年前。趣味のテニスを通じて知り合い行動力のある繁雄さんに雅己さんは惹かれた。雅己さんの実家は地元の名士、お嬢様だった。商売人の嫁は務まらないと家族から反対されたという。交際から7年後結婚。翌年ちいさなおでん屋を構えた。2人の子宝にも恵まれた夫婦は懸命に働いてきた。去年の大みそか、帝釈天への初詣客を迎える準備で大わらわ。普段の倍の量を仕込まなければならない。長女のつくしさんもお手伝いに。繁雄さん67歳、雅己さん65歳、長年続けてきた正月三が日の営業を今年で最後にするという。
住所: 東京都葛飾区柴又4-8-14
