米国軍普天間基地を抱える沖縄・宜野湾市の市長選が投開票され、元市長の佐喜真淳氏が6年ぶりに市長に返り咲いた。今年7月に松川正則前市長が急逝したことを受けて行われた宜野湾市長選挙は、きのう投開票され、自民党と公明党が推薦した元市長の佐喜真淳氏が、立憲民主党や共産党、社民党などが推薦した前市議の桃原功氏らを破り、通算で3度目の当選を果たした。市の中心部にある普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り、佐喜真氏は「容認」、桃原氏は「反対」の立場で、ともに普天間基地の「一日も早い閉鎖・返還」を訴えていた。佐喜真氏は2012年から2期6年、宜野湾市長を務めたが、2018年に知事選出馬のため辞職し、後継の松川氏が市長を務めていた。投票率は53.27%だった。