防衛省南関東防衛局の局長が桐ケ谷市長と面会しあす日本側に道路が返還されることを正式に伝達した。逗子市と横浜市にまたがる広さ280ヘクタール余りの米海軍池子住宅地区はもともと旧日本軍の弾薬庫として造成され戦後に米軍が接収して住宅や運動場などが建設された。逗子市によるとこれまで一部の土地が返還されたり共同使用になったりしてきた中でことし8月、日米両政府の合意で逗子市の正面ゲート近くにある医療機関に通じる道路が日本側に返還されることが決まった。この道路は全長200メートル余りでこれまでは共同で使用されていた。池子住宅地区の土地の一部が逗子市に返還されるのは46年ぶりで道路の所有権が逗子市に移るのはあさってになる見通しだという。