桐島容疑者の異なる一面を見ていたのは、「内田洋」となり逃亡していた間に25年通い続けたバーの店長。店長は桐島容疑者に、友人として特別な絆を感じていた。常連客と場を盛り上げ、バーでは陽気な姿を見せていたという。とはいえ指名手配犯として、逮捕や身バレへの恐怖は常にあったはずだ。おととし、桐島容疑者は店長に「咽頭がんでしばらく飲みにいけない」と話したという。その1か月後「手術をして治ったので、また行くね」と連絡があったというが、桐島容疑者は去年1月に路上で動けなくなり病院に運ばれた。そこで「桐島聡だ。最期は本名で迎えたい」と名乗り、いくつかの事件への関与を認めたという。しかし詳しくは語らないまま死亡した。店長は事件の被害者に配慮しつつも、「楽しい思い出しかない。僕にとっては内田さんは内田さん。友達が亡くなったのはやっぱり寂しい」などと語った。
