長野県のポツンと一軒家を訪れ、主の正三さんに母屋を紹介してもらった。電気は昭和34年に開通し昔はランプ生活だった。産婆さんが山越えをして両親は自宅で出産した。以前は井戸水を使用していた。貯水タンクや自家水道があった。家では養蚕も兼業し、敷地には桑畑もあった。田んぼには害獣除けの電気柵が設置されていた。収穫した稲を天日干しした稲架掛けがあった。正三さんは脱穀機を操縦して田んぼに移動し、同級生の杉山さんと塩澤さんに手伝ってもらって稲架掛けした稲を脱穀した。稲藁は畑で野菜の根元に敷くなど有効活用している。必要な籾1袋分だけ荷台にのせてコイン精米所へ向かった。