梅雨や台風の季節を前に大雨による洪水被害に備えようと東北地方整備局が河川やダムを管理する事務所と情報を共有する訓練を行った。今年は約1300人が参加し、東北に大型の台風が上陸し各地の河川の水位が上昇しているという想定で行われた。東北地方では近年、宮城・福島・岩手で災害関連死を含め死者・行方不明者が60人を超えた2019年の台風19号や、秋田や山形で大きな被害が出た去年7月の大雨など各地で雨による災害が相次いでいる。今日の訓練では名取川が氾濫する可能性が全体に共有されると、ダムを管理する事務所の担当者が川への放水量を抑える操作を行う手順などを確認した。また合わせて周辺の自治体に情報を提供する方法の確認も行われた。