六本木・森アーツセンターギャラリーで開催中「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」。キース・ヘリングは1980年代ニューヨークで地下鉄や街にポップながらメッセージ性の強い作品を描き世界中から愛されながら31歳の生涯を閉じた80年代アメリカを代表するアーティスト。約150点が集う展覧会となっている。音声ガイドのナビゲーターを務める磯村勇斗さんのオススメの楽しみ方は「キースのバックボーンを耳で聴きながら実際の作品を観る」。ミッキーマウスとアンディ・ウォーホルを融合させた作品「アンディ・マウス」。アンディ・ウォーホルは60年代以降、アメリカのポップアートの巨匠として活躍しキースをはじめ多くのアーティストに尊敬される存在だった。キースの作品は多くの著名人から愛されていた。キース・ヘリング展は一部エリアを除き写真撮影OK。キース・ヘリングはポスター媒体で核兵器反対・暴力反対・エイズに対する啓蒙など100点以上のポスターを通じてメッセージを伝えた。「ブループリント・ドローイング」は余命宣告されたキースが初めてニューヨークを訪れた時に感じた刺激や日常などを改めて再現して描いた作品となっている。キース・ヘリングの最期は起き上がることもできないほど弱っていた中、最期まで絵を描き続け31歳という若さで息を引き取る。ラディアント・ベイビーはHIV感染で死を意識していたキースにとって新たに生まれてくる命への敬意の象徴。キースのアートの力を80年代に感じていた日本人が岸谷五朗。キースが地下鉄の広告板にゲリラ的に作品を描き世に知られることになった「サブウェイ・ドローイング」を偶然目にして足を止めたという。「サブウェイ・ドローイング」は日本初公開の昨日のを5点展示している。来日したキースが表参道でしたこととは。