オリックスのキャッチャー・若月健矢選手は、3年連続で日本シリーズに出場している。若月選手はオリックスの勝利へのカギは阪神の強力な投手陣から先制点を取ることだと話す。オリックスは今シーズン、先制した試合の勝率が8割を超えている(両リーグ1位)。一方、阪神のキャッチャー・坂本誠志郎選手は、夏場以降は主力として、優勝まで全試合で先発した。坂本選手は“四球を許す”ことをカギとして挙げた。リスクはあるが、オリックス打線を封じるためには惜しまずに四球を出すという選択もあり得るという。若月選手は阪神打線で警戒しているバッターとして森下翔太選手の名前を挙げた。森下選手は阪神の中軸を打つルーキー。森下選手は打ったら勢いづきそうなところがあり、短期決戦で打ちまくる“シリーズ男”になってしまう可能性があるという。去年の日本シリーズでは、ヤクルトの塩見泰隆選手を“シリーズ男”としてしまったという苦い経験もある。連続で日本シリーズに出場するオリックスに対し、阪神は9年ぶりの日本シリーズで、多くの選手にとって初めての日本シリーズとなる。岡田彰布監督は選手たちに“3つ負けられる”と話し、平常心で試合に臨むことを促した。