これまで備蓄米の流通は、競争入札を経て集荷業者、卸売業者、小売業者と段階を踏んできた。今回のプランではこれを価格を抑えた随意契約にしてダイレクトにスーパーなど小売業者に売る。公平性、透明性が必要となり、精米できないスーパーでは販売できないとの声もある。今後のコメ店頭価格は、銘柄米(5kg4000円台)、従来の備蓄米(5kg3500円前後)、”小泉備蓄米”(5kg2000円)”の3種類になるとみられる。宇都宮大学・松平尚也助教は「銘柄米の価格は高止まりする見通し」という。一方、生産農家などからは「コメの価格が安くなりすぎても困る」という声が挙がっている。自民党・森山幹事長は「コメを引き続き作っていこうと思ってもらうためには再生産できる価格でコメが売買されることが大事」と指摘している。