劔崎さんのきょうの経済視点は“米インフレリスクは来年も続く?”。「来年の大統領選挙でトランプ氏が勝つと移民政策の逆戻りなどが来年以降インフレ率が想定以上に低下しない可能性がある。トランプ氏は対中輸入には60%超の関税をかけたいということを言っている、前回のトランプ政権時は対中関税率は16%くらい引き上がって、そのことはコアPCSデフレーターを0.12%くらい押し上げたことがある。現在関税率は19%くらいなので60にすることは40%くらい上がることになるので、対中輸入の比率が下がったとしてもコアPCデフレーターが0.3%ポイントくらいは上がってしまうリスクがある」などと話した。内田さんの経済視点は“就任後1年の通信簿50点”。植田総裁についてで「円安が企業と家計に与えるインパクトが全く逆だからということ。企業収益はプラスで日経平均を押し上げたが、家計に対しては公益損失が発生、実質賃金の前年割れ、不動産価格の上昇などマイナス面もある」などと話した。