経済部・日銀担当キャップについて解説してもらう。現在の円相場は155円62銭で、1年前は1ドル133円台だったが円安が進み今日時点で1ドル155円台後半。羽田空港では悩ましい声が聞かれた。物価高で消費が冷え込むと経済全体にもマイナスの影響があり、政府と日銀が円安を食い止めるため行う為替介入が行われるが、おととし秋の為替介入では計9兆円の資金が使われた。為替介入は円安を一時的に食い止める効果しかない。円安の根本的原因は米国の金融政策が変わり円を売ってドルを買う動きが変わらないと流れは変わらない。介入すべきかは市場関係者の間でも意見が分かれる。今後1ドル160円になるのではないかとの見方が進んでおり、日銀や海外の動きに注目が集まっている。