- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 黒田菜月 斎藤希実子 田中美都
オープニング映像が流れた。
トランプ政権相互関税発動。日本には24%。発動により日経平均株価は一時1700円以上値下がり。アメリカの貿易赤字の大きさなどもとに日本含む約60の国と地域を対象とする相互関税。そもそも関税とは、外国からモノを輸入する際に課される税金のこと。関税を支払うのは輸入する側で、アメリカの輸入業者が日本から輸入する場合は、アメリカの輸入業者がアメリカ政府に支払う。日本への関税は5%だったが、今回24%上乗せされ、合計29%になる。つまり100万円分の商品に29万円関税がかかることになるのだ。関税引上げ分を現地販売価格に上乗せすることも考えられるが、値上げによる販売減少のおそれもある。一方で販売価格に転嫁しないと利益圧迫になる。
相互関税で対立激化しているのがアメリカと中国。トランプ大統領は中国が相互関税対抗措置を撤回しなければさらに50%の追加関税をかけると表明。これを受け中国林剣報道官は「強く非難し断固反対する」と述べ、アメリカの対応次第ではさらなる対抗措置をとる考えを明らかにした。これに対しトランプ大統領は、中国への追加関税を計104%に引き上げる方針示した。貿易摩擦への懸念からニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が一時800ドル超の値下がり。
相互関税の広がる影響に懸念する声は日本でも。北海道の水産加工会社は、中国の輸入停止措置受けアメリカなどに冷凍ホタテの販路拡大していた。去年は生産量の約2割をアメリカに輸出していて、その額8億円。しかしホタテに新たに関税課されることでアメリカでの販売価格上昇、需要落ち込み懸念。長野にある電気自動車向けセンサーなどをアメリカに輸出している会社でも懸念の声。先月ベトナムに工場建てたばかりだが、そのベトナムにもアメリカから相互関税46%課されることに。アメリカ以外の市場開拓など対応検討しているそう。
トランプ政権の関税措置に揺れる日本。関税交渉の対日担当であるベッセント財務長官やグリア代表との協議を政府は早急に始めたい考え。グリア代表は、日本との協議めぐり農作物のさらなる市場開放などを取り上げたいという意向示した。一方日本の関税交渉担当者の赤澤経済再生相は国内産業への支援めぐり、影響の把握を速やかに行い追加の対応検討していくと述べた。
トランプ関税発動についてのスタジオ解説。ベッセント財務長官は「新たな関税発動は交渉の始まりだ」と述べ、各国との協議が6月頃まで続くとの見通しを語っている。中国はあす対抗措置としてアメリカからのすべての輸入品に同じ34%の追加関税を課す徹底抗戦の構え。これに対しトランプ大統領はSNSで、7日はさらに50%の追加関税を課すと語ったが、8日には中国からの連絡を待っていると発言。しかし結局ホワイトハウスは中国への関税を計104%に引き上げると発表した。中国からアメリカへの主な輸出品はパソコン、スマホ、衣類など。アメリカから中国への主な輸出品は石油や大豆など。農産物についてアメリカは、日本などを含めさらなる国に市場開放を求めてくることも予想される。米中の対立が長引くほど世界への影響も大きくなる。中国政府はトランプ関税について、WTOのルールに違反するなどと批判をしている。アメリカが自由貿易から背を向けることでこの主張が正論化し、逆にアメリカ孤立のリスクも高めているのではとスタジオではコメントされた。
信託大会で挨拶した日銀植田総裁。国内経済物価情勢について、「見通しにおおむね沿って推移してきているが、今後の展開めぐる不確実性高まり十分注意」などと指摘。そのうえで、トランプ政権の関税政策の影響注視し政策判断にあたりたいという考え示した。また植田総裁は衆院財務金融委にも出席し、関税政策の影響について「どういう経路で経済物価に影響及ぼすか複数の可能性があり、注意深く分析している」などと述べた。
ガソリン小売価格186円台に。政府は185円程度で推移するよう補助金を出しているが、石油元売り各社が調達コストを販売価格に上乗せしたことで一時的に185円を上回ったかたち。調査開始以来2番目の高値。
山形県ではサクラが開花し、・彦根(滋賀)・福井県・宇都宮・新潟県では満開となっているが、西日本の南部では散り始めている様子も見られると紹介。雨は花散らしとなることが予想される。
気象情報を伝えた。
ドジャースの大谷翔平はナショナルズ戦に出場。これが初登板となるロードの力強い速球に三振を奪われる。これに対しドジャース先発のロブレスキーは立ち上がりから捕まり差を広げられる。この日の大谷は第5打席に初安打が生まれ開幕13試合連続出塁を記録したが、チームは8-2で3連敗となった。
ドジャースは敵地ワシントンで大敗を喫する形となった。伊藤さんはこの日は気温が7℃とワシントンの寒さがあったのではないかと話した。これに対しロバーツ監督は「確かに難しい環境だがそれは相手も同じこと」とコメントしている。ナショナルズとの3連戦最後の試合が明日行われる。
カブスの鈴木誠也はレンジャーズ戦に出場。3打席連続のヒットなど4打数3安打2打点1四球の活躍で、チームも10-6で勝利している。
北海道・当別町の森で新たな特産品・メープルシロップが生まれようとしている。メープルシロップの元となるのはカエデの樹液。作っているのはマーク・ギャニオンさんで、当別町には特にいい木があると話す。豊かな森を守っていこうと地元の人たちと奮闘する日々をおくっている。
森の恵みを未来へ、北海道の特産品に。マークさんは北海道・当別町の森を借りて毎週通っている。お目当ては樹齢30年以上のカエデ。マークさんは札幌市内でカナダ産メープルシロップの輸入販売を行っていて、「メープルシロップ作りはカナダの伝統だが、それを北海道に持ち込みたいのではなく、新しい伝統を作りたい」などと話す。しかしマークさんは「多分40~50年誰も来ていない」とこの森に危機感をもち、森に興味を持ってもらうようイベントを計画。イベントには地元の子供達など約300人が集まった。
森の恵みを未来へ、「メープルシロップ」北海道の特産品に。マークさんは北海道・当別町の森に通う。森を守ろうとの呼びかけに地元の人達も少しずつ集まるようになり、木の伐採・草刈りなどを手伝っている。またメープルを地域の特産にしようと山林を保護する団体を設立。ことし2月、樹液の採取が始まった。マークさんは「メープルシロップが当別町の特産品になればうれしい」と話した。
貴重なメープルシロップをスタジオで試食。カナダのものとカエデの木の種類が違い、産地によって味が違うという。当別町のものは、さらっとしていてバニラのような香りがする。熱をいれる時に薪も使っているのでちょっとスモーキーというのも特徴。200本近くのメープルシロップが今年はできたということで、自身の店やネットで販売できるという。メープルシロップを色んな料理に使ってほしいという。メープル卵焼き、豚の角煮、サバの味噌煮、カレーなどにも使えるという。味噌や醤油の香りとメープルシロップの香りは、同じ成分なので風味が際立つという。今後もメープルシロップが取れるカエデの木を増やしていきたいという。
銚子駅近くのアーケード街から中継。元祖伊達巻鮨の店で驚きのプリンを出してもらった。砂糖と卵だけでできているため、ほぼプリン。ご飯の中にも薄焼き卵の端を入れていて、これには魚肉が入っているいわゆる伊達巻が入っている。伊達巻を焼くものは、約4キロあり時間をかけて丁寧に焼くという。卵は60個使用。わさびや醤油に合うように作っており、箸休めで食べる人が多いという。明治初期に草案したもので、漁師のために甘いものを食べてもらうために作ったという。他の店でも出されているという。
募集テーマは「おすすめの食パンの食べ方」。納豆チーズトーストなど、視聴者からの食べ方を紹介した。
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