日本銀行が追加の利上げを決めた。大手の銀行も来月から預金の金利を引き上げる。日銀は金融政策決定会合で政策金利を0.5%程度に引き上げる追加の利上げを決定した。植田総裁は今年の春闘で賃上げが進む期待が高まったことなどを理由にあげている。これを受けて、大手銀行3行が現在0.1%としている普通預金の金利を来月から0.2%にすると決めた。また、一部の銀行が住宅ローンの変動金利の基準となる「短期プライムレート」を来月から0.25%引き上げる。植田総裁は実質的な金利はいまだに低いと指摘し、今後も利上げのタイミングを模索する姿勢を示した。