数々のイルミネーションに彩られた東京・上野公園。クリスマスマーケットは沢山の笑顔で溢れていた。娘と訪れていた男性は築地の刃物店に勤めていた。来日する外国人にとって円安で“割安”になっているという。しかし日本で暮らす人にとっては円安で“割高”になるものも。クリスマスマーケットの出店者によると、ヨーロッパから輸入しているビールの仕入れ価格は約5年前と比べ1リットルあたり200円上がった。物価高の一因となっている円安は政府にとっては思わぬ形であった。先週金曜、政策金利を30年ぶりの水準に引き上げた日銀。一般的に利上げは円高の要因となるとされるが、きょうの外国為替市場では一時1ドル157円台後半まで下落した。国債も売られ、長期金利は一時2.1%にまで上昇し約27年ぶりの高水準となった。利上げをしたのになぜ“円安”は止まらなかったのかというと、日銀から“次の利上げ”の積極発信がなく円売りの歯止めにならなかったと指摘した。きょう日経平均株価は5万円の大台を回復し、AI・半導体銘柄が買われた。円安などで物価が上がるインフレが進む一方で株価が高い今の状況を“株高不況”と表現している。
