きょう11月29日は明治16年に鹿鳴館が開かれた日。明治政府は社交の場として造ったが、日本人が西欧文化を受け入れている様子を外国人にアピールしようとした。当時、日本は欧米諸国と不平等条約を結んでいて、これを是正する交渉が有利に進められるのではと外務大臣の地位にあった井上馨が発案したと言われている。鹿鳴館では連日のように外国のゲストを招き、舞踏会やバザー、演奏会などが開かれた。これにちなんで、きょうは「ダンスの日」になっている。日常的に着物を着ていた日本人にとってはドレスで舞踏会に出るのはハードルの高い行事だった。この時代は後に鹿鳴館時代と称され、別の場所では仮装舞踏会が開かれたこともある。