横浜市教育委員会は小中学校などに子どもの学習状況や心身の状態を把握できる新たなシステムを導入し教育の質の向上につなげる取り組みを始めることになった。横浜市立の小中学校などに1人1台配備している学習用の端末に子どもたちの学習状況や心身の状態を把握できる新たなシステムを導入する。子どもたちが授業の感想や質問のほか、体調や心の状態を入力すると教員たちの端末に集計され授業の改善や子どもへの声かけなどに生かされる。また教員の端末には子どもたちの学力調査のデータも時系列や科目ごとに集計されクラスごとの傾向などの分析に役立てられる。教育委員会はこの取り組みをおよそ500の小中学校などで今月下旬から始め合わせて26万人分に及ぶ子どもたちのデータを長期的に蓄積してビッグデータとして活用し教育の質の向上につなげることにしている。