- 出演者
- 片山千恵子
去年夏の平均気温は125年間で最高に。熱中症の搬送者は9万人以上。死亡者は107人。大雨による災害も発生し、大きな被害が出た。今年の夏はどうなるか。気象予報士の斉田季実治が予測する。熱中症の注意点と対策も紹介。
今回のテーマはこの夏の天気どうなる?去年は記録的猛暑になり、各地で大雨による被害も出た。ナビゲーターは気象予報士の斉田季実治。情報はNHK防災でも公開中。気象庁の3か月予報によると6~8月の平均気温は全国的に平年より高くなる。8月にはラニーニャ現象が発生する可能性も。模型を使って今年ならではの気象を解説。気をつけたいのはキロクアメと熱中症。
キロクアメは数年に一度の危険な大雨により災害の警戒を呼びかける情報。九州北部豪雨では時間雨量が最大129.5ミリを記録。土砂崩れや川の氾濫で40人が死亡、2人が行方不明に。去年も日本各地でキロクアメが相次いで発表された。専門家は海面水温の上昇を指摘する。キロクアメが発表されたら安全な場所で命を守る行動を。
ここ10年のキロクアメの発表回数を紹介。今まで豪雨災害がなかった地域でも起きる可能性がある。線状降水帯の発生が予測されたら、最悪のケースを想定していつでも避難できるようにしておくことが大事。
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- 気象庁記録的短時間大雨情報
続いて熱中症の怖さについて。屋外での注意点や対策をまとめた。去年夏の平均気温は125年間で最高を記録。搬送者は9万人以上。熱中症の症状を紹介。学校の部活動などで2005年~2021年に少なくとも25人が熱中症により死亡している。横浜市の小学校ではミストシャワーなどで対策。環境省は暑さ指数が33以上になると予測される地域に熱中症警戒アラートを発表している。今年からもう一段上の熱中症特別警戒アラートが新たに設けられた。運用開始に合わせて自治体の準備も進んでいる。専門家は災害対応として市町村は実施する必要があると述べた。
熱中症警戒アラートは去年4月~10月に全国で1232回発表された。環境省熱中症予防情報サイトに情報が掲載されている。気温、湿度、輻射熱によって導かれる暑さ指数が33以上になるとアラートが発表される。NHKの防ごう熱中症のページで暑さ指数が確認できる。
静岡・浜松市での実態調査によると、熱中症の搬送者数が最多なのは午前11時台、熱中症になった場所は住宅が最多だった。特にリスクが高いのは高齢者。暑さを感じにくい、体温調節が十分にできない、持病のある人が多いといった理由がある。筋肉量の低下も熱中症のリスクを高めている。熱中症を防ぐエアコンの使い方を紹介。
室内での熱中症対策ポイントは、部屋に温度計を置き室温と湿度をチェック、朝までエアコンをつけっぱなしに、枕元に常温の水を置き置きたときに飲む。熱中症になった人への対処、冷やすポイントを紹介。
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- 三宅康史帝京大学医学部附属病院熱中症
冠水している場合に歩いて避難するときの注意点を紹介。
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- NHK防災これだけは
SDGsこどもユニット・ミドリーズの新曲「ねつねつねっちゅーしょう」の録音現場を紹介。熱中症への注意を呼びかける内容で、年齢問わず多くの人に聴いてもらいたいという。
ねつねつねっちゅーしょうの歌詞を紹介。熱中症対策のポイントを伝えた。
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- ねつねつねっちゅーしょう熱中症
NHKアナウンサーが命を守る防災の呼びかけをネットで公開している。熱中症警戒アラートが出た場合の呼びかけ音声と、去年のバスタ新宿での活用事例を紹介。
ダレノガレ明美と伊集院光が番組の感想や災害への備えなどについて話した。NHK防災のサイトで役立つ情報を発信している。
第2回高専防災減災コンテストで入賞した和歌山工業高等専門学校の取り組みを紹介。由良町の祭りとコラボした防災イベントを行った。