まず向かったのは埼玉県・北本市。野田さん宅で暮らすのはラフコリーの和三盆ちゃん(3)とシェットランドシープドッグの金平糖ちゃん(3)。とても人懐こくいつも一緒に行動する仲良しコンビ。早速お部屋を見せていただくと床や家具が黒で統一されたリビング。ワンちゃんが怪我をしないようサイドテーブルや小物類は極力置かないようにしているという。リビングの脇に明らかの通常のトビラよりも低い謎のトビラを発見。こちらは9畳もあるドッグスペース。ワンちゃんが室内で自由に遊べるようそこには何も置かれていない。さらに奥には人懐こいワンちゃんが外から来たお客さんを見られるように小窓も設置してあった。設計段階からわんちゃんが快適に暮らすことを第一に考え建てられたおうち。ドッグスペースの上にある自分たちの寝室は天井の高さを少し低く設計。自分たちよりもわんちゃんたちのスペースを優先した。ベッドの高さもわんちゃんが乗りやすいよう床を低くしているのだそう。さらにドッグスペースの奥は専用のトリミングルームと繋がっている。ブラッシングが大好きというワンちゃんのためトリミングルームを自宅に作ってしまった。この部屋だけの値段で約170万円。ワンちゃんもトリミングに出かけるストレスが軽減できているんだそう。さらに向かいにある壁に発見したのは20cmほどの小さな穴。穴が空いた壁の向こうに行ってみると猫ちゃんの大納言(4)がいた。この穴は大納言専用の穴。普段からよく一緒に仲良く遊んでいるワンちゃん・猫ちゃんだが、追いかけっ子の際に猫ちゃんが逃げ込むためだけに作ったという。追いかけっ子につかれた大納言はこの穴を抜けた先にあるクローゼットを通りゆっくり疲れを癒やすんだそう。さらにこだわったのは家の中だけでなくバスケットコート約3分の1もの広さがある庭。肉球を傷めないようサッカーグラウンドに使われる人工芝を敷き詰めている。続いては東京都・東村山市にあるお宅へ。こちらは猫ちゃんと暮らす松村さんご家族。早速リビングへ。すると2匹の猫がいた。ちょっと臆病者のチャーくん(5)とおっとり気質のむぎちゃん(4)。高いところが大好きということで特にこだわったのがキャットステップ。普通のキャットステップは板を並べたものが一般的だが松村さんのお宅では高さ4.3mの壁一面にいろんな形のキャットステップを設置。全部で15万円とのこと。本来は2階にもう一部屋作れたそうだが諦めてでもキャットステップがどうしてもほしかったという。さらに上の壁をよく見ると小さな穴が。これも猫専用の通り道。2階に上がり廊下を抜けた先にあったのは寝室。先程の穴は寝室に繋がっていた。松村さんたちとこの寝室で寝ているチャーくんとむぎちゃん。深夜に起きた時、すぐ大好きなキャットステップに戻れるようにと寝室の壁に猫用の通路を作ったという。さらに2階の廊下にも猫ちゃん専用のもう一つの通り道が。規格外のキャットステップと考え抜かれた動線にチャーくん・むぎちゃんも大満足のおうちだった。続いて向かったのは神奈川県・横浜市のマンション。尻尾を振って迎えてくれたのは走り回るのが大好きなミニチュアブルテリアのピィ子ちゃん(4)。早速中へお邪魔するとリビングへのドアは全面ガラス。誰が入ってきたか一目でわかるため、ピィ子ちゃんのストレスが軽減されるのだそう。さらにピィ子ちゃんでも開けられるよう軽さにもこだわった。実はこのお家、昨年6月に1500万円かけ内装をフルリノベーション。特にこだわったのが20畳のリビングダイニングだという。以前は壁とカウンターが繋がっていてまっすぐ進むことしかできなかったが、キッチンの後ろにも動線を確保しピィ子ちゃんがぐるっと走り回れる回遊式キッチンへとリノベーションした。さらに床はピィ子ちゃんが走りやすいように無垢材の四角いブロックをつないだ特殊なフローリングを注文。すべりやすくするために艶出しのニスすら塗らないという徹底ぶり。